UnivaPayをつないで、テストカードで決済してみたらエラーが出た。公開前の確認でいちばん手が止まりやすいところです。原因はUTAGEの設定にあることも、UnivaPay側の審査や接続にあることもあり、思いついた順に設定を触ると、かえって分からなくなります。

この記事では、テスト決済で止まったときに、どの順番で何を見れば原因を1つに絞れるかを整理します。

この記事でわかること所要時間 約10分(UnivaPayサポートの回答待ちを除く)
  1. 用意するもの

    UTAGEの管理画面、UnivaPayの管理画面に入れるアカウント、表示されたエラー文のメモ

  2. この記事の手順
    1. 01エラー文を控える
    2. 02テストの条件を確かめる
    3. 03連携設定の値を見比べる
    4. 04トークンのドメインを確かめる
    5. 05UnivaPay側の審査を確かめる
    6. 06記録を確かめて本番に戻す
  3. できるようになること

    テスト決済のエラーが「UTAGEの設定」「UnivaPay側」のどちらで起きているかを切り分けられる

この記事でできること
テスト決済のエラーが「UTAGEの設定」「UnivaPay側」のどちらで起きているかを切り分けられる
所要時間
約10分(UnivaPayサポートの回答待ちを除く)
用意するもの
UTAGEの管理画面、UnivaPayの管理画面に入れるアカウント、表示されたエラー文のメモ
この記事の前提

UnivaPayの「新システム」で決済連携している場合の話です。連携の設定方法そのものは公式マニュアルに沿って進めてください。確認する順番は、構築の現場で筆者が使っているもので、UTAGEが定めた手順ではありません。メニュー名は執筆時点(2026年10月)の表記です。

エラー文から、見る場所の見当をつける

エラー文がはっきり出ているなら、まずそれで見当をつけます。公式マニュアルのFAQで案内されている主なエラーと、この記事で確かめるステップを対応させると次のとおりです(表の整理は筆者によるものです)。

表示されたエラー(要点)まず疑うところ見るステップ
「店舗番号を入力してください」連携設定のどこかが空欄03
「このドメインからチェックアウトを実行できません。」「アプリトークンのドメインが不正です」アプリトークンに登録したドメイン04
「カード登録処理時にエラーが発生しました。…」(エラーコードなし)入力内容、連携設定の値、アプリトークン、商品詳細の「連携フォームへの表示」02・03
同じ文で「エラーコード:504」UnivaPay側のテスト用の3Dセキュア接続05
同じ文で「NOT_SUPPORTED_BY_PROCESSOR」分割払いオプションの審査、またはUnivaPay側の障害05
「指定されたカードブランドに対応したゲートウェイが設定されていません。」カードブランドの審査・接続、またはカード番号の桁数02・05
「予期しないエラーです。サポートへお問い合わせください。」UnivaPay側の障害の可能性05
エラーは出ないのに、売上一覧に出てこない決済モード、有料イベントの決済ではないか、(2回目以降なら)ウェブフック06

表に当てはまらないときや、直しても変わらないときは、01から順に進めます。手前のステップほど自分で直せる設定で、後ろに行くほどUnivaPayへの問い合わせが必要になります。

切り分けの手順

  1. 止まった場所とエラー文を、そのまま控える

    設定を触る前に、何が起きたかを記録します。直しながら試すうちに表示が変わり、最初のエラーが分からなくなることが多いからです。

    • エラー文は言い換えずに全文を写す。末尾のエラーコードまで残す
    • 決済したページのURL(ファネル名・ページ名)、またはイベントの申込ページのURL
    • 決済に使ったメールアドレスと、だいたいの時刻
    • カード入力欄の上で止まったのか、決済ボタンを押したあとに止まったのか

    このうちエラー文・ページURL・メールアドレス・時刻は、UTAGEのサポートに問い合わせるときにも求められる情報です。最初に控えておけば、あとで聞き直す手間がありません。

    エラーの分類(公式マニュアル:UnivaPay決済エラー発生時の対応方法一覧)

    エラー文・ページURL・メールアドレス・時刻をメモに残した

  2. テストモードとテストカードの条件を確かめる

    次に、「テストとして正しく決済しているか」を見ます。設定に問題がなくても、ここが崩れているとエラーになります。

    • ファネルの場合は「ファネル」>対象のファネル>左メニュー「ファネル共通設定」の「決済モード」が「テストモード」になっているか。ファネル一覧では各ファネルの「共通設定」というリンクがあり、テストモードのファネルには「テスト決済モード」と表示されます
    • 「決済モード」の欄の下には「テストモード選択時はStripe、UnivaPay、FirstPayment、AQUAGATES決済のみテストモードで決済されます。」と画面に書かれています。UnivaPayはこの設定でテストモードになる対象です
    • 有料イベントは、イベント設定にも「決済モード」があります。ファネルとイベントのどちらかがテストモードだと、テストとして動くと公式マニュアルに書かれています
    • UTAGEのマニュアルで案内されているテストカード(VISA・成功)は「4000020000000000」です。有効期限は当月以降、名義は半角英字の任意の名前、セキュリティコードは任意の3桁
    • UnivaPayの公式ドキュメントでは、テストカードの中に「決済が失敗する」番号(4111111111111111 など)も用意されています。成功用の番号で試しているかを確かめます
    • カード番号の桁数が違うと「指定されたカードブランドに対応したゲートウェイが設定されていません。」と出ることがあります。テストカードの番号を1桁ずつ見直します
    • 電話番号は、テストでも4桁以上15桁以内で入れます
    • カード入力欄は、通信環境によって表示まで時間がかかることがあります。欄が出る前に決済ボタンを押していないかも見ます

    詳しい操作手順(公式マニュアル:【UnivaPay】テスト決済方法)

    テストカードの一覧(UnivaPay:開発後の動作検証)

    テストモードの表示と、成功するテストカードで決済していることを確かめた

    ファネル共通設定の画面。「ステータス」は公開、「決済モード」はテストモードが選ばれ、欄の下に「テストモード選択時はStripe、UnivaPay、FirstPayment、AQUAGATES決済のみテストモードで決済されます。Telecom、RobotPaymentの決済には本設定は影響しません。」と表示されている。その下にメモ欄と保存ボタン
    「ファネル共通設定」の「決済モード」。テストモードが効く決済代行会社は、欄の下に書かれている
  3. 連携設定の値を、UnivaPayの画面と見比べる

    「ファネル」>「決済連携設定」を開くと、まず管理名称の一覧が出ます(筆者の環境では「デフォルト」の1件)。使っている設定の「編集」から入ると決済代行会社ごとの設定が並ぶので、「UnivaPay連携設定」の欄を、UnivaPayの管理画面と1項目ずつ見比べます。公式マニュアルでは「UnivaPay(新システム)連携設定」と書かれていますが、画面の見出しは「UnivaPay連携設定」です。

    • 店舗IDは、UnivaPayの左メニュー「店舗」から店舗名を開いて表示されるものを使います。「一般設定」に出ているIDを入れてしまう間違いは、公式マニュアルの複数の記事で注意されています
    • 店舗IDに空白が入っていないか。ブラウザの自動翻訳で空白が入ることがあるとされています
    • トークンとシークレットは、本番モード用とテストモード用の両方が必要です。テスト決済だけのつもりでも、本番モードの欄を空けておくことはできません
    • 本番用とテスト用の値を、逆の欄に入れていないか
    • シークレットは作成時に一度しか表示されません。手で選択してコピーすると欠けることがあるため、「コピー」ボタンを使います
    • 商品詳細の「連携フォームへの表示」が「表示しない」になっていると、決済できません(コードなしの「カード登録処理時にエラー…」の原因の1つとして公式マニュアルに挙がっています)

    どれが正しいか分からなくなったら、筆者は本番・テストの両方のアプリトークンを作り直して入れ直すことにしています。公式マニュアルでも、解決しない場合の対処として両方の再作成が案内されています。入れ直したら「保存」を押してから、もう一度テストします。

    詳しい操作手順(公式マニュアル:UnivaPayの決済連携設定)

    確認する項目(公式マニュアル:【UnivaPay】テスト決済失敗時のトラブルシューティング)

    店舗ID・本番とテストのトークン・シークレットが、UnivaPayの画面と一致している

    「UnivaPay連携設定」の画面。店舗ID、本番モードのトークンとシークレット、テストモードのトークンとシークレット、継続課金の一時停止時の動作、保存ボタン、UnivaPay管理画面で設定する項目のウェブフックURLが並ぶ。値はすべて塗りつぶしている
    「UnivaPay連携設定」。本番モードとテストモードで、トークンとシークレットの欄が分かれている(値は塗りつぶし)
  4. アプリトークンに、販売ページのドメインが入っているか確かめる

    UnivaPayのアプリトークンには、決済を受け付けるドメインを登録します。「このドメインからチェックアウトを実行できません。」「アプリトークンのドメインが不正です」と出たら、ここが原因の可能性が高いです。

    UnivaPayの管理画面では、「アプリトークン」>「+新規作成」で「利用店舗を指定する」をオンにすると、「店舗」「モード」(本番/テスト)「ドメイン」の欄が出ます。ドメインは「+追加」で1つずつ入れます。

    • 「utage-system.com」に加えて、UTAGEの「独自ドメイン管理」で追加したサブドメインをすべて入れます。URLではなく「sub.example.com」のようなドメインの形です
    • よくあるのは、連携したあとに独自ドメインを追加した場合です
    • 作成済みのアプリトークンはあとから編集できません。新しく作り、UTAGEの連携設定の値を入れ替えます
    • 本番モード用を入れ替えたら、テストモード用も同じように作り直します
    • このときウェブフックは新しく追加しません。2つ登録すると、継続課金や分割払いの2回目以降で売上が重複して記録されると案内されています

    詳しい操作手順(公式マニュアル:独自ドメイン追加後のアプリトークン再作成)

    本番用・テスト用の両方のアプリトークンに、販売ページのドメインが入っている

    UnivaPay管理画面の「アプリトークンの追加」。「利用店舗を指定する」をオンにすると、店舗の選択、モード(本番/テスト)、ドメイン(+追加で入力欄が増える。例はexample.com)、メモの欄が出る
    モードごとにアプリトークンを作り、ドメインを1つずつ追加する(ドメインは見本)
  5. UnivaPay側の審査と接続を確かめる

    ここまで直してもエラーが変わらないなら、UTAGEの設定ではなく、UnivaPay側で止まっている可能性があります。UnivaPayの管理画面の「決済」で表示を「テスト」に切り替え、使ったメールアドレスで検索して、決済が届いているかを見ておくと、問い合わせのときに話が早くなります。

    • テストに使うカードブランドの審査が通っている必要があります。VISAやMastercardだけ失敗して、ほかのブランドは通るといった差が出ることもあります
    • 「エラーコード:504」は、UnivaPay側でテスト接続先の3Dセキュア設定がされていないことが原因とされています。ブランドごとに未設定のこともあります
    • 「NOT_SUPPORTED_BY_PROCESSOR」は、一括入金型の分割払いオプションの審査が通っていないか、UnivaPay側の障害が原因とされています
    • 「予期しないエラーです」は、UnivaPay側の障害の可能性が案内されています。UnivaPayからの通知メールも確かめます

    審査や接続の状況はUTAGEのサポートでは確認できず、UnivaPayのサポートへ直接問い合わせるよう公式マニュアルに書かれています。使ったカードブランドと、01で控えたエラー文を添えて連絡します。

    504エラーの依頼内容(公式マニュアル:UnivaPay 504エラー)

    カードブランドの審査(公式マニュアル:ゲートウェイが設定されていません)

    UnivaPayへの問い合わせに、カードブランドとエラー文を添えた

    UnivaPay管理画面「決済」の絞り込み欄。表示を「テスト」に切り替え、メールアドレス欄にtest@example.comを入れたところ
    「決済」で表示を「テスト」にして、テストに使ったメールアドレスで探す(アドレスは見本)
  6. 通ったら、記録を確かめて本番モードに戻す

    エラーが出なくなっても、まだ終わりではありません。UTAGEとUnivaPayの両方に記録が残っているかを確かめます。

    • ファネルの場合は「ファネル」>「売上」>「売上一覧」にテストの売上が出ているか。表示条件の「決済モード」で「テストモード」を選ぶと、テストの売上だけに絞り込めます。一覧にも「決済モード」の列があります。継続課金や分割払いなら「継続課金一覧」「複数回・分割払い一覧」も見ます
    • 有料イベントの決済は売上一覧には出ません。申込者の「入金額」と、UnivaPayの管理画面で確かめます
    • UnivaPayの「決済」でテスト表示に切り替え、課金詳細の「メタデータ」に customer_name・customer_email・product_detail_name の3つが入っているかを見ます(継続課金・分割払いは「定期課金」の画面で確かめます)
    • 継続課金・分割払いは、ウェブフックが設定されていないと2回目以降が反映されません。ウェブフックは1つだけ、トリガーをすべて選んで登録します
    • 最後に「決済モード」を「本番モード」に戻します

    テストモードのまま本物のカードで決済されると、売上が立たないまま商品が届いてしまいます。この決済は、あとから本番の決済に変えられません。テストの記録はUnivaPay側で180日後に削除されるとされています。

    注意点(公式マニュアル:NG操作一覧)

    決済のあとの案内や会員サイトまで、公開前のテスト登録チェックリストで通して確かめます

    売上の記録を確かめ、決済モードを「本番モード」に戻した

    売上一覧の画面。表示条件の「決済モード」でテストモードを選んでいる。下の一覧には表示列のチェックボックスと、売上日時・商品・金額・支払方法・決済モード・ステータス・名前・メールアドレスなどの列見出しが並び、行はまだない
    「売上一覧」は、表示条件の「決済モード」でテストモードの売上だけに絞り込める(画像はテスト決済の前で、行はまだない)

問い合わせる前にそろえるもの

自分で切り分けきれないときは、問い合わせ先を間違えないことが近道です。UTAGEの設定の確認はUTAGEのサポート、審査や接続はUnivaPayのサポートと、公式マニュアルで分けられています。

  • UTAGEに問い合わせるとき:ファネル名・ページ名・URL(イベントなら申込ページのURL)、エラー文、決済に使ったメールアドレス、時刻。加えて、UnivaPayの店舗ID・アプリトークン・ウェブフックの画面のスクリーンショットが求められます
  • UnivaPayに問い合わせるとき:UTAGEでのテスト決済で起きていること、エラーコード、使ったカードブランド

スクリーンショットの撮り方(公式マニュアル:お問い合わせ時の各種スクリーンショット画像の取得方法)

つまずきやすいところ

よくある見落とし
  • UnivaPayの「一般設定」に出ているIDを、店舗IDの欄に入れている
  • テスト決済だけのつもりで、本番モードのトークンとシークレットを入れていない
  • 連携後に独自ドメインを追加して、アプリトークンを作り直していない
  • アプリトークンを作り直したときに、ウェブフックまで追加してしまう
  • ファネルは本番に戻したが、イベント設定の決済モードがテストのまま残っている
  • エラーの原因を確かめないまま、UTAGEとUnivaPayの設定を同時にいくつも変えてしまう

NEXT STEP

どこで止まっているか分からなくなったら。

エラー文と連携設定の画面を一緒に見ながら、UTAGEとUnivaPayのどちらから直すかを整理します。

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