UTAGEのラベルは、読者をグループに分けるための機能です。ほかのツールでは「タグ」と呼ばれることもあります。作るのは簡単ですが、思いついたときに足していくと、半年後には「このラベルは誰に、いつ付いているのか」が分からなくなりがちです。
この記事では、設定の操作そのものよりも、作る前に決めておきたいこと(役割の分け方、名前の付け方、付ける・外すタイミング)と、増えすぎたときの棚卸しの進め方をまとめます。
- 用意するもの
UTAGEの配信アカウントと、今あるラベルを書き出すメモ
- この記事の手順
- できるようになること
ラベルの役割・名前・付け外しのルールを決めて、あとから追える状態にする
- この記事でできること
- ラベルの役割・名前・付け外しのルールを決めて、あとから追える状態にする
- 所要時間
- 約9分(読む時間。設計の書き出しは別途)
- 用意するもの
- UTAGEの配信アカウントと、今あるラベルを書き出すメモ
ラベルは配信アカウントごとに管理します。画面の操作は各ステップにリンクした公式マニュアルに沿って進めてください。名前の付け方や表の作り方は、構築の現場で使っている実務上の提案で、UTAGEの決まりではありません。画面の表記は変わることがあるので、公式マニュアルで最新の表記を確認してください。
設計の手順
ラベルの役割を「状態・経路・行動」に分けて考える
ラベルが追えなくなる原因の多くは、意味の違うものが1つの一覧に混ざることです。作る前に、そのラベルが何を表すのかを次の3つに分けておくと整理しやすくなります。
- 状態:今どういう立場の人か(購入者、受講中、解約済みなど)。変わったら付け替える
- 経路:どこから来た人か(広告、SNS、紹介など)。一度付けたら基本は外さない
- 行動:何をした人か(アンケート回答、セミナー申込など)。配信を分ける目印に使う
迷ったら「このラベルは、あとで外すことがあるか」を考えます。外すなら状態、外さないなら経路か行動に入ることが多いです。
今あるラベル、作る予定のラベルが、3つのどれかに入っている

役割ごとに分けると、外すルールも決めやすくなる(イメージ) 名前の付け方を決める
名前は、一覧で見たときに役割と中身が分かることを優先します。たとえば次のように、先頭に役割を置き、うしろに対象を書くルールにすると、並べたときに探しやすくなります。
- 状態:
状態_講座A_購入済 - 経路:
経路_Instagram、経路_紹介 - 行動:
行動_個別相談_申込、行動_アンケート1_回答
日付や担当者名を入れるかは、運用で必要になったときに決めます。どの形でも、一度決めたらチームで同じ書き方にそろえることが大切です。
ルールを1行で説明でき、新しいラベルも迷わず名前を付けられる

名前の付け方は実務上の提案。UTAGEの決まりではない(イメージ) - 状態:
ラベル管理で作成し、グループに分ける
ラベルは、配信アカウントを選んだあと、左メニューの「ラベル」>「ラベル管理」で追加します。「グループ管理」でグループを作っておくと、手順1の役割ごとにラベルをまとめられます。並び順は「表示順変更」で入れ替えられます。
- グループ名は「状態」「経路」「行動」のように、役割に合わせる(おすすめ)
- 名称は手順2のルールで付ける
詳しい操作手順:ラベルの管理(UTAGE公式マニュアル)
ラベル管理の一覧で、役割ごとにまとまって並んでいる

グループを役割に合わせると、一覧で迷いにくい 付ける・外すタイミングを表にする
ラベルごとに「いつ付けるか」「いつ外すか」「何に使うか」を1行ずつ書き出します。設定画面に入る前にこの表を作っておくと、外し忘れや、使い道のないラベルに気づけます。
状態_講座A_購入済:購入したら付ける/返金・解約したら外す/販売案内の除外に使う経路_Instagram:登録したときに付ける/外さない/経路別の集計に使う行動_個別相談_申込:申し込んだら付ける/相談が終わったら外すか、状態のラベルに付け替える/リマインドの出し分けに使う
「外す」の欄が空いている状態のラベルは、いずれ実態とずれていきます。外さない場合も「外さない」と書いておきます。
すべてのラベルに、付ける・外す・使い道の3つが書かれている

表の「設定した場所」は棚卸しのときに効いてくる(イメージ) 「ラベルを変更」アクションで付け外しを自動にする
付け外しは、左メニュー「アクション管理」で種類「ラベルを変更」のアクションを作り、「付けるラベル」「外すラベル」を指定します。1つのアクションで付け替えまで設定できるので、状態のラベルと相性がよい仕組みです。作ったアクションは、表のタイミングに合わせて次のような場所で使います。
- シナリオのステップ配信で、送信のタイミング「シナリオ登録直後」の「送信後に実行するアクション」
- シナリオ内アンケートの「送信後の動作設定」
- イベントのリマインダ配信の「登録直後」のステップ
- 商品購入時は、商品の「登録するシナリオ」に購入者用のシナリオを指定し、そのシナリオの中で付ける
詳しい操作手順:シナリオアクションの追加方法/シナリオ登録直後にラベル付与/解除する方法/商品購入直後に購入者へラベルを付与したい
表の「設定した場所」の欄が、すべて埋まっている

付けると外すを1つのアクションにまとめられる 配信条件で使い、テスト登録で確かめる
ラベルは、一斉送信やステップ配信などの配信条件で「条件に該当する登録者に配信(条件を指定する)」を選ぶと条件に使えます。含む人だけに送るほか、含む人を除外することもできます。
- 設定画面の「対象者確認」で、対象になる読者を事前に見る(β版で、実際の配信数とずれる場合があります)
- テスト登録では、公式マニュアルの案内どおりブラウザのゲストモードを使い、別のメールアドレスで登録して、付く・外れるが表どおりか確かめる
詳しい操作手順:配信条件の設定(メール/LINE/SMS/アクション)/テスト登録で同一人物と判定される場合
テスト用の読者に、表どおりのラベルが付き、外れている

除外の条件は、対象者確認とテスト登録の両方で見る 増えすぎたら棚卸しする
ラベルが増えて追えなくなったら、手順4の表を作り直すところから始めます。付与の状況は、左メニュー「ラベル」の「ラベル付与者一覧」(CSV出力できます)と「ラベル付与者数推移」で確かめられます。
- 付与者が増えていない、どの配信条件にも使っていないラベルを洗い出す
- 同じ意味のラベルが2つあれば、どちらに寄せるかを決める
- まとめて付け直すときは、読者一覧の「ラベル操作」(ラベルCSV作成/ラベルCSV取込)を使う
- 消す前に、アクションや配信条件で使っていないかを表の「設定した場所」で確かめる
詳しい操作手順:ラベルの管理/ラベル操作(ラベルCSV作成/ラベルCSV取込)
残すラベルすべてに、付ける・外す・使い道が書かれている

使われていないラベルは、数字で見ると見つけやすい
つまずきやすいところ
- ラベルは、同じ配信アカウント内の全シナリオで共通の情報として登録されます。購入後のシナリオで付けたラベルは、購入前のシナリオにも反映されます
- 除外の条件をANDやORでつなぐと、結果が直感と逆になりやすいです。対象者確認とテスト登録で確かめます
- 同じ端末・同じブラウザでテスト登録すると、別のメールアドレスでも同じ人と判定され、付けていないラベルが付くことがあります
- ラベルCSV取込では、セルが「0」または空白のラベルは削除されます。付けたいラベル以外の列に注意します
- ラベルは配信アカウントごとです。別の配信アカウントのラベルを変えるときは、種類「別配信アカウントのラベルを変更」を使います
NEXT STEP
ラベルが増えて、追えなくなったら。
今あるラベルと配信の設定を一緒に書き出し、残すもの・まとめるものと、直す順番を整理します。
LINEで相談する支援の内容はUTAGE構築サポートで紹介しています。