UTAGEの管理画面で画面を移るたびに、アドレスバーのURLも変わります。このURLは、でたらめな文字の並びではありません。前の記事までで見てきた入れ子(配信アカウント > シナリオ > メッセージ、ファネル > ステップ > ページ)が、そのまま区切りごとに並んでいます。

URLが読めると、「いま自分はどのアカウントのどのシナリオを開いているか」を画面の見た目に頼らず確かめられます。サポートや外注先、AIに作業を頼むときにも、場所を正確に伝えられます。この記事では、URLの読み方、エリア別のURLの形、IDを画面のどこで確かめるか、形が例外になっているURLの見分け方をまとめます。

この記事でわかること所要時間 約10分(読む時間)
  1. 用意するもの

    UTAGEの管理画面(見るだけで、設定は変えません)

  2. この記事の手順
    1. 01URLを区切って読む
    2. 02エリア別のURLの形
    3. 03IDが出る画面を開く
    4. 04IDの見た目は同じ
    5. 05階層が抜けるURL
    6. 06ラベル・登録経路のID
  3. できるようになること

    管理画面のURLから、開いている場所と、配信アカウントID・シナリオIDなどのIDを読み取れる

この記事でできること
管理画面のURLから、開いている場所と、配信アカウントID・シナリオIDなどのIDを読み取れる
所要時間
約10分(読む時間)
用意するもの
UTAGEの管理画面(見るだけで、設定は変えません)
この記事の前提

URLの形は、2026年10月22日に筆者が管理画面を読み取り専用で開いて確かめたものです。UTAGEがURLの形を公式に約束しているわけではないので、今後変わることがあります。記事の中のIDは、すべて {配信アカウントID} のような置き換え表記で、実際のIDではありません。自分のURLを人に見せるときも、IDの部分は隠すか置き換えてください。

URLを読んでIDを見つける手順

  1. URLを「エリア名 → ID → 画面名」の繰り返しで読む

    管理画面のURLは、ドメインの後ろに「何の」「どれ」「どの画面」が順に並んでいます。ステップ配信の1通を編集しているときのURLを例に、区切ってみます。

    https://utage-system.com/account/{配信アカウントID}/scenario/{シナリオID}/step/{メッセージID}/edit

    • 配信アカウントIDaccount の後ろ。どの配信アカウントか
    • シナリオIDscenario の後ろ。そのアカウントの中のどのシナリオか
    • メッセージIDstep の後ろ。ステップ配信の中のどの1通か。末尾の edit は編集画面の意味
    ステップ配信の編集画面のURL(IDは置き換え表記)

    account の後ろは配信アカウントID、scenario の後ろはシナリオID、というように、IDの直前の単語が「何のIDか」を表しています。前の記事の入れ子と、同じ順番です。

    いま開いている画面のURLを、区切りごとに「何の・どれ・どの画面」に分けて読める

  2. エリア別のURLの形を手元に置く

    よく開く画面のURLの形を、エリアごとにまとめました。https://utage-system.com の部分は省いています。

    画面URLの形
    ファネルのページ一覧/funnel/{ファネルID}/page
    ページ一覧で行(ステップ)を選んだとき/funnel/{ファネルID}/page/{ステップID}
    ページの編集画面/funnel/{ファネルID}/page/{ページID}/edit
    ファネルの登録経路/funnel/{ファネルID}/tracking
    配信アカウントのシナリオ一覧/account/{配信アカウントID}/scenario
    シナリオの読者一覧/account/{配信アカウントID}/scenario/{シナリオID}/reader
    ステップ配信の一覧/account/{配信アカウントID}/scenario/{シナリオID}/step
    リマインダ配信の1通の編集/account/{配信アカウントID}/scenario/{シナリオID}/reminder/{メッセージID}/edit
    ラベル管理/account/{配信アカウントID}/label
    ラベルの編集/account/{配信アカウントID}/label/{ラベルID}/edit
    会員サイトのレッスンの編集/site/{サイトID}/course/{コースID}/lesson/{レッスンID}/edit
    イベントの申込者/event/{イベントID}/applicant
    商品詳細の編集/product/{商品ID}/detail/{商品詳細ID}/edit

    ファネルのステップとページの違いは、ファネルの「ページ」と「ステップ」の記事で詳しく書いています。

    https://utage-system.com/site/{サイトID}/course/{コースID}/lesson/{レッスンID}/edit

    • サイトIDどの会員サイトか
    • コースIDサイトの中のどのコースか
    • レッスンIDコースの中のどのレッスンか
    会員サイトも同じ読み方ができる(IDは置き換え表記)

    自分がよく開く画面3つについて、表のどの形に当たるかを確かめた

  3. 知りたいIDが出る画面を開いて、アドレスバーで確かめる

    IDを確かめるいちばん確実な方法は、そのIDが入る画面を開き、アドレスバーで読み取ることです。

    知りたいID開く画面
    配信アカウントIDメール・LINE配信の一覧で、アカウント名をクリックした画面
    シナリオIDシナリオ一覧で、シナリオ名をクリックした画面(最初に読者一覧が出る)
    メッセージIDステップ配信やリマインダ配信の一覧で、1通の「編集」を開いた画面
    ファネルIDファネル一覧でファネル名をクリックした画面(「ページ一覧」タブ)か、「⋮」>「共通設定」を開いた画面
    ステップIDページ一覧で、左の行を選んだ画面
    ページID「ページ」タブの「編集」か「プレビュー」を開いた画面
    ラベルIDラベル管理の一覧でラベル名をクリックした画面(「⋮」>「編集」でも同じ)
    サイトID・コースID・レッスンID会員サイトの一覧でサイト名をクリック > コース >「レッスン管理」>「編集」と進んだ画面
    イベントIDイベント一覧でイベント名をクリックした画面(「⋮」>「開く」でも同じ)

    メッセージの編集画面のURLには、配信アカウントID・シナリオID・メッセージIDの3つがそろって入っています。「このメールを直したい」と人に伝えるときは、この1本を渡せば場所が決まります。

    知りたいIDを1つ選び、その画面のアドレスバーからIDの部分を指させる

  4. IDの見た目では種類が分からないと知っておく

    筆者が確かめた範囲では、ファネルID・ステップID・ページID・配信アカウントID・シナリオID・メッセージIDは、どれも12文字の英数字(大文字・小文字・数字の混在)で、先頭に種類を示す文字は付いていませんでした。IDだけを見ても、何のIDかは分かりません。何のIDかは、URLの中の位置で決まります。

    • UTAGEの公式APIでも、管理画面のURLに出ているIDと同じ値が使われていました(筆者が参照系の呼び出しで照合した範囲)
    • 公式APIの資料には fn_abc123 のような例が載っていますが、これは説明用の仮の値です。実際のIDには fn_ のような接頭辞は付きません
    • IDだけを書き写すと、あとで何のIDか分からなくなります。メモや依頼文では「シナリオID:…」のように名前を付けて書きます(筆者の運用)

    メモに残したIDに、すべて「何のIDか」の名前が付いている

    公式API資料:基本コンセプト/API概要(fn_abc123 の例が載っている)

    https://utage-system.com/funnel/{ファネルID}/page/{ステップID または ページID}

    • ファネルIDfunnel の後ろ
    • ステップID または ページIDこの位置は、どちらのIDでも同じページ一覧が開く。末尾に /edit が付くとページIDに限られる
    同じ位置に違う種類のIDが入る例(IDは置き換え表記)
  5. 階層が途中で抜けるURLを見分ける

    ほとんどのURLは入れ子どおりに並んでいますが、いくつか例外があります。URLだけを見ると、何のIDかを取り違えやすいものです。

    画面URLの形気をつけること
    ファネルの「登録者」/subscriber/{ファネルID}funnel の外に出る
    ファネルのコメント一覧/comment/list/{ファネルID}funnel の外に出る
    配信エラー一覧/account/{配信アカウントID}/error/{シナリオID}scenario の文字が入らない
    ステップ配信の1通の配信先一覧/account/{配信アカウントID}/scenario/{シナリオID}/broadcast/{メッセージID}/listステップ配信なのに broadcast(一斉送信と同じ語)の下にある
    会員サイトのコースのコメント一覧/site/{サイトID}/comment/{コースID}course の文字が入らない

    https://utage-system.com/account/{配信アカウントID}/error/{シナリオID}

    • 配信アカウントIDaccount の後ろ
    • シナリオID直前が error でも、ここに入るのはシナリオID
    直前の単語が「何のIDか」を表さない例(IDは置き換え表記)

    例外のURLでは、「直前の単語=IDの種類」という読み方が通用しません。この表の形に当たるときは、開いた画面の操作の順番から、何のIDかを判断します。

    表の5つの画面のどれかを開き、URLの形が表と同じことを確かめた

  6. ラベルIDと登録経路IDの出る場所を知る

    ラベルと登録経路のIDは、配信アカウント > シナリオの入れ子の外にあるため、どこで確かめるか迷いやすいものです。筆者が確かめた範囲では、次の場所に出ます。

    • ラベル:ラベル管理の一覧でラベル名をクリックする(または「⋮」>「編集」)と、ラベル1つの編集画面(「グループ」「名称」と「保存」)が開きます。この画面のURLにラベルIDが入ります。「⋮」の「付与者一覧」「付与数推移」を開いたときも、URLの label_id= の後ろに同じラベルIDが出ます
    • シナリオの登録経路:IDは、発行される計測用URLの mtid= の後ろに出ます。経路1つごとの管理画面のURLがあるかは、この記事では確かめていません

    https://utage-system.com/account/{配信アカウントID}/label/{ラベルID}/edit

    https://utage-system.com/account/{配信アカウントID}/label/subscriber?label_id={ラベルID}

    • 配信アカウントIDaccount の後ろ。ラベルは配信アカウントごとに作る
    • ラベルIDlabel の後ろ、または label_id= の後ろ。どのラベルか
    上がラベルの編集画面、下が付与者一覧のURL(IDは置き換え表記)

    ファネルの登録経路は、管理画面のURL(/funnel/{ファネルID}/tracking/{登録経路ID})にも、計測用URLの ftid= の後ろにも出ます。このように、読者が開く公開URLにもIDは含まれています。公開URLのどこにIDが出るか、人に見せる前にどこを隠すかは、次の記事で扱います。

    自分の作業で使うラベルIDを、編集画面のURLか label_id= の後ろから読み取れる

つまずきやすいところ

よくある見落とし
  • IDだけを書き写して、あとで何のIDか分からなくなる。IDの見た目はどれも同じなので、名前を付けて残します
  • ページ編集画面のURLから、ステップIDを読み取ろうとする。編集画面のURLに入っているのはページIDです
  • 配信エラー一覧や登録者一覧のURLを、入れ子どおりに読んでしまう。階層が抜けているURLがあります
  • 公式APIの資料の fn_abc123 のような例を、実際のIDの形だと思い込む
  • IDの入ったURLを、そのままスクリーンショットやマニュアルに載せる。人に見せるときは、IDの部分を隠すか置き換えます

次の記事

IDは管理画面だけでなく、登録フォームやLINE登録ページ、LPなど、読者が開く公開URLにも入っています。次の記事「公開URLに含まれるIDと、共有前に隠す部分の見分け方」(連載5/8)では、公開URLのどこにどのIDが出るかと、スクリーンショットやマニュアルを共有する前に隠す部分をまとめます。

NEXT STEP

作業を人やAIに頼む準備を、一緒に整えたいときは。

いまの管理画面を一緒に見ながら、作業ごとに渡すURLとIDを整理します。

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