UTAGEで作ったLPや登録フォーム、LINE登録ページのURLをよく見ると、後ろに英数字の並びが付いています。これは前の記事で読んだ管理画面URLのIDと同じ種類のもので、読者が開く公開URLにもIDは入っています。
公開URLは、読者に配るためのURLです。IDが入っているからといって、すべてを隠す必要はありません。一方で、スクリーンショットやマニュアル、AIとのチャットに貼る前に、外しておきたいものもあります。この記事では、公開URLのどこにどのIDが出るかを読み、共有するときに「そのまま出してよいもの」と「隠すもの」を分ける考え方をまとめます。
前の記事:管理画面URLの読み方とアカウントID・シナリオIDの見つけ方/次の記事:AIに設定作業を頼むとき、指示に添えるURLとIDの選び方
- 用意するもの
自分のLP・登録フォーム・LINE登録ページのURL(見るだけで、設定は変えません)
- この記事の手順
- できるようになること
公開URLに出るIDを読み取り、共有する前に隠す部分とそのまま出してよい部分を分けられる
- この記事でできること
- 公開URLに出るIDを読み取り、共有する前に隠す部分とそのまま出してよい部分を分けられる
- 所要時間
- 約10分(読む時間)
- 用意するもの
- 自分のLP・登録フォーム・LINE登録ページのURL(見るだけで、設定は変えません)
URLの形は、2026年10月22日に筆者が管理画面を読み取り専用で開いて確かめたものです。UTAGEがURLの形を公式に約束しているわけではないので、今後変わることがあります。独自ドメインを設定したときにパスがそのまま残るかは、確かめていません。記事の中のIDは、すべて {シナリオID} のような置き換え表記です。「隠す/そのまま」の分け方は、UTAGEの決まりではなく筆者の判断基準です。
公開URLのIDを読んで、隠す部分を決める手順
公開URLと管理画面URLを分けて考える
UTAGEのURLには、自分だけが開く管理画面のURLと、読者が開く公開URLの2種類があります。どちらも
https://utage-system.comから始まるので、見た目では区別しにくいものです。区別の目安は、ドメインの直後の文字です。種類 ドメインの直後 開く人 管理画面URL /funnel//account//site//event//product/などログインした自分(とオペレーター) 公開URL /p//r//line/open//members/など読者 例外もあります。イベントの申込フォーム
/event/{イベントID}/registerは、/event/で始まりますが、読者が開く公開URLです。迷ったら、ログインしていないブラウザで開けるかどうかで確かめます。公開URLは、LPや広告、SNSに貼って人に開いてもらうためのものです。中のIDは、URLを受け取った人なら誰でも見られます。IDを知っているだけでは、UTAGEの設定を操作することはできません。公式APIで操作するにはAPIキー(またはMCP接続でのログイン)が必要です。
手元のURLが、管理画面URLか公開URLかを、ドメインの直後の文字で見分けられる
LPの公開URLでステップIDと登録経路IDを読む
ファネルで作ったLPなどのページは、
/p/の後ろにステップIDが入ります。ファネルの「ページ」と「ステップ」の記事で見た、ページ一覧の左の行(ステップ)のIDです。A/Bテスト中は、このステップのURLを開いた人が各ページに振り分けられます(ページごとに指定して開くURLも別にあります)。https://utage-system.com/p/{ステップID}?ftid={ファネル登録経路ID}
- ステップIDp の後ろ。ファネルの中のどのステップか
- ファネル登録経路IDftid= の後ろ。どの登録経路から来たかを数えるためのID。登録経路の計測用URLにだけ付く
ファネルのページの公開URL(IDは置き換え表記) ファネルの登録経路で発行した計測用URLには、
?ftid=とファネル登録経路IDが付きます。このURLから来た人は、その経路の登録として数えられます。登録経路の作り方は登録経路の使い方で書いています。自分のLPのURLで、ステップIDと、付いていれば
ftid=の値を指させる登録フォームとLINE登録ページでシナリオIDを読む
メール・LINE配信のシナリオに読者を登録するURLには、シナリオIDが入ります。シナリオの登録フォームは
/r/、LINE登録ページは/line/open/の後ろです。https://utage-system.com/r/{シナリオID}/register
https://utage-system.com/line/open/{シナリオID}?mtid={シナリオ登録経路ID}
- シナリオIDr や line/open の後ろ。登録先のシナリオ。管理画面URLの scenario の後ろと同じ値
- シナリオ登録経路IDmtid= の後ろ。シナリオの登録経路の計測用URLにだけ付く
上が登録フォーム、下が登録経路つきのLINE登録ページ(IDは置き換え表記) - 同じシナリオIDで、解除フォーム
/r/{シナリオID}/cancelも開きます - LINE登録ページのURLは、シナリオを選び、左メニュー「LINE登録ページ」から開いた画面のURLです。読者が読み取ると、LINE公式アカウントの友だち追加と、そのシナリオへの読者登録が行われます
- シナリオの登録経路で発行した計測用URLには、
?mtid=とシナリオ登録経路IDが付きます
自分の登録フォームかLINE登録ページのURLから、シナリオIDの部分を指させる
公式マニュアル:LINE登録ページURLの取得方法
会員サイトのURLでサイトIDを読む
会員サイトのログインページやホームのURLには、
/members/の後ろにサイトIDが入ります。レッスンのURLには、コースIDとレッスンIDも続きます。https://utage-system.com/members/{サイトID}/login
https://utage-system.com/members/{サイトID}/course/{コースID}/lesson/{レッスンID}
- サイトIDmembers の後ろ。どの会員サイトか
- コースIDcourse の後ろ。サイトの中のどのコースか
- レッスンIDlesson の後ろ。コースの中のどのレッスンか
上がログインページ、下がレッスンのプレビューで開くURL(IDは置き換え表記) ログインページとホームのURLは、会員サイトの「URL管理」で確かめられます。レッスンのURLは、管理画面でレッスンをプレビューしたときに開く形です。管理画面URLの
/site/{サイトID}/…と、サイトIDは同じ値です。会員サイトのログインページのURLから、サイトIDの部分を指させる
「隠す/そのまま」の表で共有前に分ける
スクリーンショットやマニュアル、AIとのチャットに載せる前に、写っているものを次の表で分けます。「事実」の列はUTAGEの仕組み、「筆者の判断」の列は筆者がふだん使っている基準です。
写っているもの 事実 筆者の判断 LP・登録フォーム・LINE登録ページ・会員サイトのログインページのURL(パラメータなし) 読者に配るためのURL。中のIDは受け取った人なら誰でも見られる そのまま。ただし、見せたくない公開前のページなら出さない ?ftid=?mtid=付きの計測用URL開いた人は、その登録経路の登録として数えられる 隠す。マニュアルの読み手が開くと、経路の数字に混ざる。見せる必要があれば、その場面専用の経路を作る 管理画面URL( /funnel//account/など)ログインしないと開けない。どのアカウントのどのシナリオかがIDで分かる 隠すか置き換える。社外向けの資料では {シナリオID}のように書き換える管理画面に写る名前・件数(ファネル名・シナリオ名・読者数・売上) 画面に表示される情報 隠す。URLよりも、こちらのほうが多くを伝えてしまう 読者の名前・メールアドレス・LINEの表示名 読者の個人情報 必ず隠す。テスト読者でも、自分のアドレスなら隠す 読者に届いたメール・LINEの中のURL(テストで自分が受け取ったものを含む) コピーして配り直したり、第三者に共有したりすると「読者情報のデータ不整合」が起きるとマニュアルの「NG操作一覧」にある 載せない。手順書には、管理画面で発行した公開URLを使う APIキー 発行時に1回だけ表示される。不要なキーは無効化するよう案内されている 絶対に載せない。写ってしまったら、そのキーを無効化して発行し直す そのまま出してよい- パラメータなしの公開URL
- LP
/p/{ステップID} - 登録フォーム
/r/{シナリオID}/register - LINE登録ページ
/line/open/{シナリオID} - 会員サイトのログインページ
/members/{サイトID}/login
- LP
隠す・置き換える- 共有の前に外すもの
ftid=mtid=付きの計測用URL- 管理画面URLのID
- 管理画面に写る名前・件数
- 読者に届いたURL
絶対に出さない- 写った時点で対応が要るもの
- APIキー
- 読者の個人情報
- ログインのパスワード
3つの箱は、上の表の「筆者の判断」の列を短くまとめたものです。
共有しようとしている画像や文書に写っているものを、表のどの行に当たるか分けられた
公式マニュアル:NG操作一覧(避けるべき操作まとめ)/発行したAPIキーを無効にする方法
- パラメータなしの公開URL
読者に届いたURLは、共有にも入口にも使わない
表の中でいちばん見落としやすいのが、読者に届いたメールやLINEの中のURLです。公式マニュアルの「NG操作一覧」には、メール・LINE配信の項目として「シナリオから配信されたURLや、QRコードをコピーして再度配信したり、読者が第三者に共有してしまう。」が挙がっていて、影響は「読者情報のデータ不整合」とされています。
テスト登録で自分に届いたURLも同じです。マニュアルやSNS、別のLPのボタンに貼るURLは、受信したメールからコピーせず、管理画面で発行した公開URL(手順02〜04の形)を使います(筆者の運用)。公開前のテストのやり方は公開前のテスト登録のやり方にまとめています。
マニュアルや入口に貼っているURLが、受信したメールやLINEからのコピーではなく、管理画面で発行したものになっている
貼る前に、写っているものを確かめる
最後に、スクリーンショットや文書を共有する直前に確かめる項目です。筆者は次の順で見ています(筆者の運用)。
- アドレスバー:管理画面URLならIDを隠すか置き換える。公開URLなら
ftid=mtid=が付いていないか - 画面の中:読者の名前・メールアドレス・LINEの表示名、売上や読者数が写っていないか
- 文字で貼る場合:受信したメールからコピーしたURLになっていないか、APIキーが混ざっていないか
- AIとのチャット:上の3つに加えて、パスワードやAPIキーを貼っていないか。AIに渡すURLの選び方は次の記事で書きます
画像のIDを隠すときは、ぼかしではなく塗りつぶしを使っています。ぼかしより、文字を読み取られにくいからです(筆者の運用)。
共有する前に、アドレスバー・画面の中・貼る文字の3か所を見た
- アドレスバー:管理画面URLならIDを隠すか置き換える。公開URLなら
つまずきやすいところ
- 公開URLのIDまで神経質に隠して、読者に配るURLが分からなくなる。パラメータなしの公開URLは、配るためのものです
ftid=mtid=付きのURLをマニュアルや社内資料に貼り、その経路の登録数に読み手の分が混ざる- テストで自分に届いたメールのURLを、手順書や別の入口に貼る。管理画面で発行したURLを使います
- アドレスバーは隠したのに、画面の中の読者名や売上が写ったまま共有する
- APIキーを含む画面を撮ってしまい、そのまま使い続ける。写ったキーは無効化します
次の記事
ここまでで、管理画面URLと公開URLのどこにどのIDが出るかがそろいました。次の記事「AIに設定作業を頼むとき、指示に添えるURLとIDの選び方」(連載6/8)では、作業ごとにどのURLをAIに渡せばよいかと、指示文のひな形をまとめます。そのあとに「API・MCP連携の設定手順と、できること・できないこと」(7/8)、「MCPでAIに作業させる前の安全確認チェックリスト」(8/8)が続きます。
NEXT STEP
マニュアルや外注向けの資料を、安全に整えたいときは。
いまの管理画面を一緒に見ながら、共有してよいURLと隠す部分を整理します。
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